はじめまして。
まるたと申します。
「施主ぐみ」のブログを見に来てくださり、ありがとうございます。
「図面が読める施主に魔改造するなんて言っているけれど、本当にこの人を信用していいのかな?」
ほとんどの人はそう思いますよね。
少しでも安心して記事を読んでもらえるようにと、プロフィールを作りました。
ちょっと長くなるので、お茶でも飲みながらゆっくり読んでいってくださいね。

- 名前:まるた
- 仕事:リフォーム設計歴20年超え
- 資格:一級建築士、インテリアコーディネーター
- 性別:女性
- 趣味:図面を描くこと、水まわり設備や建材のショールーム巡り、カタログを隅から隅まで熟読すること
- 特技:職人さんが迷わず、無理なく施工できる図面を描くので、工事担当や工務店のおじさんから人気があります(^-^)
まずは、図面メインのブログを作ろうと思った背景を聞いてください。
図面バカ

「図面メインのブログにしよう」と決めた理由は、私が「図面バカ」なこと。
冒頭の趣味のところに書いたように、私は図面を描くのが大好きです。
20時間ぶっ続けで図面を描いても、全く苦にならないくらい好きです。
なぜ、そんなに図面を描くのが好きなのか。
それは、細部にまでこだわって設計をしながら、少しずつ図面を完成させていく過程が楽しくてしかたないから。
実際に施工する大工さんなどの職人さんよりも先に、図面上で私が家を建てているような感覚になるのです。
そして、図面は正直。
検討の足りない未熟な図面は、ほぼ100%の確率で残念な施工をされてしまいます。
現場を確認しに行ったときの、「あーー、そうじゃないのに」という悔しい思い。
これをゼロにするために、私は日々頭をフル回転させながら図面を描いています。
大切なことはすべて図面が教えてくれる

当ブログのキャッチコピーの1つが、この「大切なことはすべて図面が教えてくれる」です。
基本的に現場は「図面通り」に施工されます。
そして、図面に記載されていないことは、いちいち設計や施主に確認してはくれません。
「現場判断」で、職人さんが良かれと思う内容で施工されるのです。
言い換えれば、いまひとつな内容の図面でもそのまま施工されてしまうし、現場判断で施工された内容が必ずしも施主の気に入るものになるとは限らないということ。
わかりやすく例を挙げますね。
いまひとつな内容の図面でもそのまま施工
→雨が漏りやすい屋根形状で設計された図面のまま施工されてしまった。
図面に記載されていないので、現場判断で施工
→フローリングの張り方向が図面に記載されていないので、現場判断で長手方向に張ったら、外部のウッドデッキと張り方向が合わなかった。
現場では、このような残念な行き違いが日常茶飯事レベルで起こっています。
だから、図面をしっかり確認することがとても重要。
- 自分が意図している内容と異なる表記はないか
- 曖昧なまま決めていないこと、図面に表記されていない内容はないか
あなたの家の図面をしっかりとチェックしていきましょう。
このブログは、素人である施主を「図面が読める施主」に魔改造するためのものです。
現在の仕事

私まるたは、建築士事務所を主宰する一級建築士。
新築ではなく、リフォームの設計ばかりを20年以上経験しています。
現在も、1,000万円以上の大型リフォーム案件を中心に、年5~10件ほどのペースで設計。
戸建、マンションなどの住宅をメインに設計をしていますが、ときどきスポーツジムや歯医者さんなど、住宅以外の施設のリフォームも手掛けます。
一番得意としているのは、ツーバイフォー住宅のリフォーム。
大手ハウスメーカーのツーバイフォー住宅をリフォームする仕事がメインです。
前職は?

今でこそ、設計業務に特化した仕事をしていますが、前職はリフォーム会社に勤務しており、
- 営業
- 設計
- 見積作成
- 工事監督
これら4つのすべてを担当していました。

この頃のことは、今思い出してもキツかったことしか思い出せません
特に厳しかったのが工事監督。
職人さんにとって、新人の女の子なんて赤ちゃんレベルの取るに足らない存在でした。
工事現場で変な指示を出そうものなら「そんなことも知らないのか」とお客様の前でバカにされたり、図面に描いてある通り施工してもらえなかったり、工事の予定をすっぽかされたり、足りない材料を買いに材料屋に走らされたり……
もう語り切れない程、悔しくて悲しい思い出ばかり。



思い出すだけで涙が出てきます
それでも、歯を食いしばりながら、ふんばること6年。
やっと対等に職人さんと話せるようになり、自分の仕事に自信を持てた頃、一番好きな「設計」業務に特化して仕事をしたいと思うようになりました。
そして、リフォーム会社を辞め、独立して建築士事務所を開設したのです。
「施主ぐみ」について
リフォームの仕事をしていると、新築時の選択を残念に感じることが多々あります。



こんな材料を使ったら、劣化するに決まっているのに



なんで、こんな残念なおさめ方をしたのだろう



もっと前にお会いしてこうなることを教えたかった…
リフォームの仕事でおじゃまする築5~50年の家を頻繁に見ていると、このような気持ちになることが度々あります。
勘違いしている人が多いのですが、「建築」は工業製品のように正確で完璧が当たり前のものではありません。
関わる人によって出来不出来が大きく左右され、残念な人が関わった結果、目も当てられないレベルのひどい家ができあがることも少なくないのです。
150円で買うペットボトルの水はどんな銘柄でも大差ないですが、「建築」の場合は泥水と天然水レベルで完成品が異なります。
だから、施主自身も家づくりの知識をつけてほしい。



これしかできません



どうしても、こうなってしまいます



これが普通です
こんなふうに、ハウスメーカーや工務店に言い負かされ、悲しい思いをする施主を1人でも減らしたい。
そんな思いで、この「施主ぐみ」を作りました。
「神」記事×2つ
当ブログには、家づくりをする人全員に読んでほしい神記事が2つあります。
- 図面のここチェックした?見落とすと即後悔する25カ所
- 20年後に震えるほどの後悔をしないための15+174項目
図面のここチェックした?見落とすと即後悔する25カ所


ハウスメーカーや工務店からもらった図面をしっかりチェックしていますか?
図面には確認すべき重要なポイントがいくつもあるので、間取りを見るくらいでは全然チェック不足です。



図面を見ても、よくわからないんだよなぁ



小さい文字やよくわからない記号だらけで、見る気にならない



施主がいちいち確認しなくても、設計者がいいように設計してくれるはず
このように、図面に拒絶反応を示す人や、設計者に過剰な期待をしている人をよく見かけますが……
/
「こんなふうに仕上がるなんて、知らなかった」と
後悔する施主を、私は何人も見てきましたよ!
\
そもそも、何千万円もする買い物を人に任せきりにしていいはずがありません。
施主も設計にガッツリ参加しましょう。
そのために、図面を見ましょう。
大切なことはすべて図面に記載されています。
この記事では、最低限ここだけはチェックしてほしい25カ所について、めちゃくちゃわかりやすく丁寧に説明しています。
画像を80枚以上を使い、13,000文字超えのボリューム記事。
この記事を読めば、どんな人も図面に対する苦手意識がなくなるはずです。


20年後に震えるほどの後悔をしないための15+174項目


家づくりには後悔するポイントがたくさんあります。



お風呂の窓はいらなかった
このようなちょっとしたものから、



なんで先に教えてくれなかったのだろう。ありえないんだけど。
このように、新築の担当者にはらわたが煮えくり返るレベルの後悔までさまざまです。
今家づくりの真っ最中の人、これから家づくりをしようという人に向け、これらの後悔を回避するための教科書を作りました。
\700軒以上の家を見てきたリフォームのプロが教える/
プロが自宅に使わない【地雷アイテム&仕様】15項目
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よくある間取りの後悔~1千万円超えの負担を強いられるエグイ後悔174項目
有料コンテンツになりますが、無料部分だけでも12,000文字のボリュームで、家づくりに必要な考え方がちりばめられています。
まずは、無料部分を読んでみてください。
家づくりに対する考え方が、ガラッと変わるはずです。

